マンガを超えた。考えさせられるバスケマンガ「リアル」第1巻

マンガを通して、生き方を教えてくれるマンガ家「井上雄彦先生」

読めばすべてがスッキリしやる気と活力が湧いてくるぼくにとっての史上最高のマンガ「SLAMDUNK」の作者です。

今回は、強烈な挫折を味わった若者たちがそれでも希望を見つけ前へ進もうとする姿をリアルに描いたマンガ「リアル」の第1巻をあらためて読み直してみました。考えさせられることがたくさんありました。ダイジェスト版で第1巻を紹介します。

作者紹介

井上雄彦

1967年生まれ、鹿児島県出身。
1990~1996年、高校バスケの青春を描いた『SLAM DUNK』を週刊少年ジャンプ(集英社)に連載。これが大ヒット作品となり、国内発行部数は完全版を含めて1億1,700万部を記録。
バスケ漫画の金字塔として、今なお続編希望があとを絶たない。また韓国や香港などアジアはもとより、イタリア、フランス、 ドイツ、スペインなどでも発行され、世界中に根強いファンをもっている。

1998年からは剣豪・宮本武蔵を主人公とした『バガボンド』を週刊モーニング(講談社)に連載。
また、車椅子バスケを題材に『リアル』を週刊ヤングジャンプ(集英社)に連載中。
この両作品によって文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞などを受賞、
2009年には文化庁芸術選奨新人賞、ほかに受賞多数。

Cagerより

「リアル」

1999年年から『週刊ヤングジャンプ』で連載開始

考えさせられるマンガ。もはやマンガじゃないと言ってもいいと思います。

「車イスバスケ」という競技を通して描く人間ドラマ。登場人物に起こる悲劇がリアルすぎる。しかも日常の描写がすごい。ぼくたちも何かあればすぐに何かしらの障害を抱えるリスクを日常生活の中で常に抱えている。それを実感させられます。

登場人物たちはそれぞれの理由で挫折を味わいます。それでも諦められないこともあります。そして立ち上がり前へ進みますが、必ずしもうまく行くとは限りません。なんどもなんども悲劇が舞い込みます。そこから生まれてくる感情描写がすごくリアルに描かれています。

「リアル」1巻の見どころ

車イスに乗ったバスケット選手の異様な気迫、そんな見開きカラーページから始まる、

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と思いきや、本編は退学になったヤンキーの高校生活最後の1日から始まる、

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高橋の初登場シーン。この時はちょい役だと思っていたんですが、しっかり主要人物の一人、

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見開きカラーの車イスバスケの男、戸川清春と、高校中退ヤンキー野宮朋美の出会い、

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バスケをやめてヤケになっていた野宮が軽い気持ちでナンパした少女夏美を乗せたバイクが事故、ほとんどなにも知らない彼女は車イス生活を余儀なくされていた、

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勉強、スポーツ、見た目すべてそれなりで何不自由なくそれなりにうまく生きてきた為、世の中をなめきっているバスケ部キャプテン高橋が盗んだ自転車で急な事故により二度と歩けなくなると母親に宣告される、高橋はまだその事実を知らない。

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車イスとバスケットボールをキーワードに少年たちの挫折と苦悩に満ちながらも何とか前向きに生きていこうともがき続ける様子がリアルに描かれる「リアル」。

まとめ

読み直してみて、あらためて考えさせられることがあります。はじまりはここだったんだなって。世の中順風満帆に行っている人なんてごくわずかです。前向きに生きたって、うまくいかなければ意味がないのか?そんなことはない、生きていこうとすること自体に価値がある。何かのきっかけで世界が変わってしまった人がみたら涙なしには語れない。ぼく自身、世界の見え方がごろっと変わってしまったことがあります。登場人物たちと同じように、訳がわからないままの挫折を味わったことがあります。すごく共感できます。

機会があれば読んでいただきたい作品の一つです。もはやマンガではないマンガ「リアル」

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